カリフォリニアロールなんて鮨じゃない!?

懸賞 2004年 12月 02日 懸賞

久しぶりに美味しいお鮨が食べたくなり、主人と2人で雑誌で紹介されていた、伝統的な江戸前鮨をいただけるというお鮨屋さんに行ってみました。Sawtelle という日本人街の一角にあるこのお店「sushi tenn」は、まだ開店してから1年というだけあってとても小綺麗。

カウンター席に座り、$20のにぎりランチセットを注文すると、ほどなく温かいおしぼりとお茶、ガラスの器に盛られたサラダが出てきました。
いただいてみると、少しツンとした風味。多分からしがドレッシングに入っているのでしょう。絶妙な味で美味しい。
そしてお待ち兼ねのお鮨がこちら!お味噌汁も一緒に。
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日本から取り寄せているというネタはどれも新鮮で、まぐろなんてとろけるようでした。
お醤油も最初は控えめにつけていたのですが、全然しょっぱくない。板前さんに聞いてみると、濃い口醤油をカツオだしで割って寝かせ、こして作ったものなのだそうです。
シャリにもこだわっていて、お米はコシヒカリとササニシキを混ぜて使い、鮨酢は2種類のお酢とざらめを寝かせて作ったものなのだそう。当然サラダのドレッシングも自家製でした。

北海道からいらしたこのご主人、3年前にNYにお店を出す決心をしたものの、テロ事件をきっかけに出店先をLAに変更、その後空き物件探しやライセンス取得などに1年もかかり(アメリカは事務手続きが兎に角遅い!)、ようやく開店に至ったそうです。いわば起業家。ビジネススクールに通っている主人も興味深くご主人の苦労話に聞き入っていました。やっぱり起業するというのは大変なことですが、それが外国ならなおさらでしょう。すごいチャレンジャーですね。

そしてこのご主人は、日本の本来のお鮨にこだわって、カリフォリニアロールは絶対に出さない。カリフォルニアロール目当てで来るアメリカ人のお客様には帰っていただくそうです。
確かにアメリカ人は「お鮨=カリフォルニアロール」と思っている節があります。私も何度か「日本の伝統的なお鮨は絶対にアボガドを使わない。あれはアメリカ人向けに作った物」と説明したことがありますが、みんなびっくりしていました。
個人的には創作鮨もそれなりに美味しいと思いますが、外国人に日本の食文化を正しく理解して欲しいとも思います。

この辺にはお鮨屋さんも多いので競争も厳しいと思いますが、まるで日本でお鮨屋さんに入ったかのような木目細やかなサービスと伝統的なお鮨でした。是非、アメリカ人に本当の日本のお鮨を理解してもらえるよう、頑張って欲しいです。

お店の情報:
sushi tenn
2004 Sawtelle Blvd. Los Angeles, CA90025
Phone: (310)473-2388
http://www.sushitenn.com/
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by takekuraemi | 2004-12-02 23:27 | 美味しいもの

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