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子どものネット遊びを知る

懸賞 2009年 01月 17日 懸賞

先日、Teddyが通う小学校で、子どもを取り巻くインターネット環境の現状と問題への対策に関する講演会がありました。
数年前から、携帯メールによる嫌がらせや、プロフ(前略プロフィール)への誹謗中傷の書き込みを苦に自殺する中高生が増えていることは報道で知っていましたが、私は実際プロフというものを見たことがありませんでしたし、いじめの内容も詳細まで知りませんでした。そこで、Teddyも近い将来インターネット社会に自主的に参加するであろうことを考え、講演会に出席したのです。

講師はここ8年、ボランディアで子どもをネット犯罪から守る取り組みをされている方。ネットワークセキュリティ関連のお仕事をされていることもあり、その知識を活かして活動されているそうなのですが、内容はとても衝撃的なものでした。

Teddyの小学校でも、学校の裏サイトが3つあり、過去には1人の6年生の男子生徒が集中攻撃されたことがあるそうです。現在は、「ふみゅ」というサイトで7人の女の子が激しくやり合っているとか。
他にも、「なりすましメール」の実態、WiiやDS、プレステなどインターネットに接続可能なゲーム機器を使って子どもを犯罪に巻き込む手口の紹介など。
秋葉原では、GPSの電波をキャッチできる装置が簡単に入手でき、ストーカー犯罪に利用されているという話にも大変驚きました。

対策としては、携帯のメアドは3ヶ月に1回変更すること。本当に仲の良い友達や家族だけが最新のメアドを知っている状態にすれば、悪意のある友達からの迷惑メールを防げます。そして携帯を買ったまま子どもに与えるのではなく、WEBフィルタリングサービスを受けること。インターネットはPCでやる、などのルールを作ること、なのだそうです。当然ながら、普段から困ったことをすぐに家族に相談できる雰囲気作りもとても重要です。

講師の先生は休みもなくドロドロの人間関係やいじめの実態に関わり、親や先生との話し合いの場にも介入するなど、子どもの安全のために奔走しておられますが、過去には何度も身の危険を感じるような経験をされているのだそうです。それでも1人でも多くの子どもを守るために活動されている強い意志をお持ちの方でした。

せっかくの貴重なお話、無駄にしないよう、いつか我が子がインターネットデビューを果たすときにはしっかりルールを作り、子どもを守りたいと思ったのでした。

by takekuraemi | 2009-01-17 14:33 | 日本での生活

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